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タネが詰まっていて手品のよう

バイオプレゼンスという作品がある。

以下リンク先から引用

人のDNAを抽出し,DNAマニフォールドアルゴリズム(生命自体に変異を起こさせることなく,塩基配列のみ組みかえる)によりコード化し,木の内側に保存する
という作品(商品?サーヴィス?)だ。

木をメディアに人間のDNAのアーカイヴを行う、というのはなかなか気が利いてる。
既存のCDやDVDメディアに比べたら、
木は長生きで丈夫だから、アーカイヴ先としては結構アリと言える。
セコイアとかを使えば、樹齢1000年もいけるはず。

死んだあともあなたのDNAを長く残すことができるのですよ。
と言われたら、つい残してしまう金持ちが何人かいそうだ。ドバイあたりに。

僕自身は「今あるものをできるだけ先まで保存する目的」のアーカイヴ以外にも
他の試みがあってもいいと思う。
そう思って取り組んだのが、Lib-LIVE!だったり、pictlogueだったりする。
システムとしては、インプット→プロセス→アウトプットとなるのがまっとうな気がするからだ。
インプットすると何かを生んだり、
変化していくアーカイヴシステムというのがあってもいいなといまだに思っている。

たとえばこんな。

「なんとなく死を伝えるシステム」
system001.jpg
このシステム用にカスタマイズされた
植物の種がカプセルに詰まっている

system002.jpg
外科手術で身体にカプセルを埋め込む

system003.jpg
カプセルを内包したまま冒険の旅に出る

system004.jpg
斃れ死ぬ

system005.jpg
芽が生える
カスタマイズ植物がなので、誰が持っていた種か分かる

system006.jpg
100年後、森になる。
みんながこのとき、この森はあの人の・・・と気づく。


変化したらアーカイヴでは無いというツッコミは無しの方向でお願いします。

バイオプレゼンスを枕にもってきたけど、
本当は口笛から思いついたりして。

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なんとなく死を伝えるシステム by NAKAMURA, Takayuki is licensed under a Creative Commons 表示-非営利-改変禁止 2.1 日本 License.

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コメント (2)

ゆた:

面白いね。「桜の森の満開の下」っていうのも
あったね。「冬虫夏草」かな?
私はやっぱり死んだ後より、「頭山」ですな。
(頭山満じゃないぜ)

なかむら:

頭山は山村浩二のアニメ版を見たことがあります。
頭にもやし生やす人もいるらしいですよ。

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2008年07月09日 20:10に投稿されたエントリーのページです。

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